自衛官の方と結婚するにあたって気になるの事の1つが転勤についてだと思います。
全国に約250箇所以上もある勤務地。
家族になったならば転勤先へ一緒に引っ越す事を検討するかと思いますが、住み慣れた地元から離れるのは寂しく、新しい土地へ行けば知り合いもおらず心配になりますよね。
どこに行くかもわからない分不安もたくさんあると思います。
この記事を通して少しでもみなさんの不安を解消できればと思います。
自衛隊の転勤事情は?
自衛隊という特殊な職業、転勤にも特殊な事情があるのではないかと考えれば考えるほど謎は深まりますよね。
転勤の回数や、引越しの補助はあるのかなどなど…
そんな自衛隊の転勤について疑問をいくつかピックアップして解説していきます。
転勤シーズンはいつ?
自衛隊の転勤シーズンは春と夏の2回、特に夏は入れ替わりの激しい時期となってます。
幹部の方だと必ず行かなければならない部隊や教育隊などがあるためこれに関わらず違う時期に転勤することも稀にあります。
また職種に関わらず転勤もあるので駐屯地内での転勤も。
春だと新社会人や一人暮らしをする学生の引越しシーズンでもあり少し費用がかさみます。
引っ越しについては補助などが出るわけではないので、転勤の時期が来たら引越しの費用はどうするか頭に入れておいたほうがいいでしょう。
転勤は何年単位?
頻度については曹階級と幹部で差が出きます。
多いパターンでの目安としてあげるならば、
- 曹階級→8.9年目で転勤
- 幹部→4.5年目で転勤
ですが若いうちに経験のため5・6年目に転勤する人もいれば、入隊してから定年までずっと同じ部隊にとどまる人もいます。
転勤して2~3年で元の部隊に戻ってくる人もいれば、そのまま行ったっきりの人も。
何年間転勤していつ戻ってくるかの目安ははっきりと決まっていません。
その人・部隊次第になります。
難しい話になるのですが予算の都合上、曹階級の転勤は1人1、2回が限度と言う話もあります。
曹階級の自衛官は幹部自衛官のように何回も転勤するわけではないので安心してください。
ずっといることは出来ないのか、できれば転勤なんてしたくないという人もいるかと思いますがこれは昇任にも関わってくるので転勤は経験したほうがいいでしょう。
希望は通るの?
まず希望なんて通るのかと疑問に思う方もいるかもしれませんが、年一回自分が行きたい駐屯地、やりたい仕事がある所へ部隊に希望を出せます。
今務めている場所が地元から遠いから戻りたいなどの理由で上げることも可能です。
ただ、仕事ができる人だと原隊に残って欲しいなど部隊から要望されることもあります。
上記には昇任に関わると書きましたが、このような理由になると部隊に貢献してるので昇任については試験の成績などで考慮されるので問題ないでしょう。
転勤があるため大丈夫かと家族へ確認をするように言われ、3ヶ月前に内々示されますがこの時点では確定ではありません。
確定の内示をされるのが約1ヶ月前になります。
扶養家族に病気や要介護の方がいる場合免除されることもありますが、妊娠が理由で取り消しになることはないのでその時はしっかりとした準備が必要です。
単身赴任になったら?
もし各家庭の事情で単身赴任せざるを得なくなった場合、転勤先での住居の家賃光熱費・その他の費用がかかって生活が火の車になるんじゃないかと金銭面が心配ですよね。
ですが結婚し駐屯地の外に出て生活をしている自衛官が単身赴任することになった場合、営内に居住スペースを割り当ててもらうことができます。
営内で生活するので平日は朝昼晩ご飯が出ますし、家賃もかかりません。
なので単身赴任になった場合の金銭面はそれほど心配することはないでしょう。
自衛官の転勤のまとめ
自分の意志よりも部隊のためにと転勤することが多いので、希望は通りにくいと考えたほうがいいです。
内々示が来た時に引っ越し業者を呼んで見積もりをしてもらったり、転勤先の交通の便など不安に思う事気になる事を調べ準備をしておけば少しでも気が楽になるかもしれません。
引っ越しの知識を前もって少しでも頭に入れて転勤に備えましょう。
皆さんの疑問は少しでも解消できたでしょうか?
新しい土地に行くことはとても大変ですが、新しい出会いも待ってるかと思います。
あまり考えすぎずリフレッシュする気持ちで、肩の力を抜いていきましょう。