こんにちは、自衛官妻のサクラです。
2018年1月から自衛官の退職金が減額しました。
そこで、特に気になる
「退職金は一体どのくらい減ったのか?」
という疑問のほかにも、
- 退職金の受け取り方
- 若年給付金は将来的に大丈夫なのか?
なども調べました。
参考にしてください。
自衛隊の退職金の金額が減ってしまった!
実は2018年1月1日から退職金が減額したのをご存知ですか?
民間との格差があるということで国家公務員全体で退職金が減額されました。
五年ごとに実施される人事院の調査を受け、政府は退職金を見直しています。
前回の見直しの際は退職金が14.9%減額でした。
金額的に非常に影響が大きく、定年間際の公務員が駆け込み退職するケースも多かったです。
が、今回は前回よりは少ない3.37%の減額となりました。
自衛官の退職金に当てはめますと約70~90万円の減額となります。
とは、言ってもこれだけの金額が減額されるのは家計にとっても大打撃ですよね。
自衛隊の退職金はどのようにもらえるの?
では、自衛隊の定年退職金はどのように受け取るのでしょうか?
定年退職金はこちらが指定した銀行口座にお金が振り込まれます。
また、振込日は指定した銀行によって異なります。
ちなみにみずほ銀行でしたら、定年退職日当日に入金されます。
基本的には退職後早めに振り込まれます。
退職金は階級によって異なります。
早めに計算して、自衛隊退職後の生活を計画的にすすめましょう。
【参考記事】
自衛隊を自己都合で辞めた場合の退職金の計算方法の詳細はこちら
自衛隊を定年退職で辞めた場合の退職金の計算方法の詳細はこちら
自衛官の若年給付金が将来なくなる可能性はあるの?
最近は、民間企業では定年退職の年齢が引き上げつつあり、65歳のところが多くなってきています。
その一方で、自衛官は多くの人が54歳で退職します。
最近の54歳というのはまだまだ元気ですよね。
65歳までまだ全然働けます。
そこで、本来もらえるべき月給をカバーしているのが若年給付金です。
若年給付金は階級によっても異なりますがだいたい1,000万円前後もらうことが出来ます。
が、この若年給付金がなくなるのでは?という噂がありますが実際はどうなんでしょう。
若年給付金は定年退職が早い自衛官に対して、給料の代わりとして支給しています。
例えば、この若年給付金を廃止して定年を伸ばしたら、若年給付金を支払うよりも多くの給料を支給しなければいけません。
また、日本の自衛隊は海外の軍隊と比較し高齢化しています。
アメリカ軍の平均年齢が約34歳なのに対して、
日本の陸上自衛隊の平均年齢は約41歳となります。
今でも日本の自衛隊の平均年齢が高いのに、定年退職をする年齢を引き上げたらさら平均年齢が上がってしまいます。
軍隊というのは体力勝負なので力のある若い子をたくさん欲しいですよね。
なので、若年給付金を廃止して、定年退職の年齢を引き上げるよりも、
今の条件のまま継続するほうが、金額的にも年齢的にも良いんです。
なので、若年給付金はなくならないでしょう。
自衛官の若年給付金はどのようにもらえるの?
若年給付金も銀行に振り込まれます。
ここで注意してほしいのが支給日。
退職金は、自衛隊を退職したらすぐにもらうことが出来ますが、若年給付金は異なります。
若年給付金は2回に分けて支給されます。
そして、若年給付金の支払い日は以下の通りです。
1回目の支給
【1月~3月までの退職者】
→4月支給
【4月~12月までの退職者】
→10月支給
2回目の支給
【退職者全員】
→退職の翌々年の8月
また、若年給付金は1回目の支給の際は確定申告は不要ですが、2回目の支給の際は確定申告が必要となりますのでご注意ください。
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